児童労働とは

写真子どもの教育の機会を妨げたり、子どもの精神的、身体的、また社会的成長に害を与える危険な労働をさします。農場で働かされる子ども、借金のかたに売られる子ども、売春宿で買春させられる子ども、戦争にかりだされる子ども兵士など、世界には2億1500万人の、児童労働者と呼ばれる子どもたちが存在します(2008 年、国際労働機関推計)。

児童労働者の数は、減少のペースが以前に比べて大幅に落ちています。また、地域別ではサハラ以南アフリカ地域、年齢別では15-17歳の児童労働者が増加しています。こうしたことから、児童労働の撤廃へ向けた、より一層の取り組みの強化が求められています。

児童労働と私たちの生活

日本にいる私たちも、児童労働と無関係ではありません。チョコレートの原料のカカオ、コーヒー、紅茶、衣服など、自分が知らないうちに児童労働で作られたものを使っているかもしれません。また、子どもの買春・人身取引やポルノなど日本人も直接関与しているという現実もあります。

では、私たちに何ができるのでしょうか。児童労働反対世界デーキャンペーン2011では、「身近なアクションで児童労働をなくそう!」と私たちにできる様々なアクションの機会を提供しています。児童労働とつながる私たちだからこそ、日本にいながら出来ることは数多くあります。

子どもたちの未来を守るのは、私たちの責任です。キャンペーンに参加して、あなたもアクションを起こしてみてください。

MDGs(ミレニアム開発目標)と児童労働

MDGs(ミレニアム開発目標)とは、「2015年までに世界の貧困を半減すること」などを目指す世界の約束です。開発途上国の貧困問題の解決のために、国連などの諸機関や各国政府が共通の目標として掲げました。

その約束の中には、児童労働の撤廃に向けた取り組みも含まれています。2010年9月のMDGs国連首脳会合の成果文書で、目標1(極度の貧困の撲滅)に、社会経済開発、貧困撲滅プログラム、普遍的教育等の国際協力・援助を通じた最悪の児童労働撤廃に向けての取り組みがうたわれました。児童労働は貧困、教育に深く関係しており、目標2の基礎教育実現のためにも、児童労働撤廃への取り組みは不可欠です。

MDGsの目標年まで、あと4年。約束を果たすために、日本政府も児童労働撤廃のための取り組みを強化することが必要です。