【4/28~5/18】国境なき子どもたち写真展2011開催報告

同展では、2010年7月下旬に集中豪雨に見舞われ、大洪水が発生したパキスタンの人々、とりわけ子どもたちの姿を写真で紹介しました。フォトジャーナリストの渋谷敦志氏の写真を通し、2005年10月の北部大地震でも被害をうけた、北西部のハイバル・パフトゥーンハー州の山岳地帯にあるコヒスタン郡に暮らす多くの子どもたちが事実上、生活再建が進まない状況下で教育にアクセスできていないという実情に迫りました。写真を見ていただいた方にコヒスタン郡の子どもたちの現状を知ってもらい、日本にいる自分たちに何ができるかを考えるきっかけとしていただくことを目的としました。

 

 

 

 

 

 

 

 2011年4月28日始まった同展は、14日間で675名の方にご来場いただき、5月18日をもって無事終了いたしました。

5月14日のギャラリートークには約100名がご参加くださり、例年司会をお引き受けくださっているフリーアナウンサー渡辺真理さんのナビゲートのもと、フォトジャーナリストの渋谷敦志氏が、KnK活動地であるコヒスタンの様子や現地の子どもたちから感じたことのほか、展示作品やKnKの活動について語りました。

 

 

 

 

 

 

 

 2005年の大地震、2010年の洪水と自然災害にくり返し大きな被害を受けたコヒスタンでひたむきに生きる子どもたちの姿を、渋谷氏の写真を通じ、たくさんの方に身近に感じていただくことができました。ご来場の皆さま、誠にありがとうございました。

(国境なき子どもたち(KnK)広報 吉崎翠)

【5/10】コットンCSRサミット2011 開催報告

「コットンの日」である5月10日、日本財団ビルにて、コットンCSRサミット2011が行われました。平日の日中にも関わらず97名もの方にご参加いただきました。オーガニックコットン業界を代表する豪華なゲストによるご自身の経験を踏まえたご発表や各立場から意見をぶつけ合う熱いディスカッションで会場は大いに盛り上がりました。

セッション1 取り組み事例① 人と地球にやさしいコットンを目指して

【登壇者】
中村 延靖 伊藤忠商事株式会社
江良 慶介 株式会社クルック
細川 秀和 リー・ジャパン株式会社

オーガニックコットンとは、化学肥料を3年間使わなかった土地で作られたコットンをさします。しかし、移行をする3年間は農家の収入は減ってしまうため、農家への経済的支援を行い、移行を応援する「プレオーガニックコットンプログラム」の説明がかわいらしいオリジナル映像とともに紹介されました。いかにして消費者にオーガニックコットンを買ってもらうかという議論では、魅力ある商品を作ることはもちろん、戦略的な宣伝・広報の重要性も挙げられました。その例として、Mr.Childrenのファン向けにオーガニックコットンを用いたTシャツを販売し成功を収めたという報告もありました。

セッション1 取り組み事例② オーガニックコットンの生産支援とその仕組み

【登壇者】
葛西 龍也   株式会社フェリシモ
溝口 量久   豊島株式会社
山口 真奈美  株式会社コントロールユニオンジャパン

葛西氏より製品代金の一部を基金とし、そのお金でコットン生産を支援する農家を経済活動に巻き込んだプロジェクトの紹介がありました。また溝口氏からは、繊維専門商社として安心して農家にコットンを作ってもらうには適切な機関からの認証を受けお墨付きを得ることが何より大切であるというお話がありました。コットンの認証機関は各国で定められた基準に沿って最低年1回現地を訪問し、生産・加工流通の過程を評価している機関のことだそうです。アパレル、商社、認証機関と、全く異なる専門性を持ちながらも、現地の農家が安心してコットン作りを行える環境を整えるために三者が手を取り合って活動していることがわかりました。

セッション2 製品のCSR価値を高めるNGOとの新しい協働

【登壇者】
渡邉 清孝  (特活)ハンガー・フリー・ワールド
白木 朋子  (特活)ACE
細川 秀和  リー・ジャパン株式会社
成田 由香子 (特活)ACE
黒田 かをり CSOネットワーク

黒田氏より企業活動を行う上で人権に配慮しなければならい旨を定めたジョン・ラギーフレームワークという最新情報をご紹介いただき、世界の潮流を学びました。ACEスタッフからはインドのコットン生産地域での子ども支援プロジェクトの報告や企業が児童労働のない物作りをしているか点検をするCSRレビューを紹介しました。

その後、細川氏、渡邉両氏より、時には喧嘩しながらも意見をぶつけ合いお互いの強みを生かして協働するに至ったというリアルな体験談が語られました。会場から「企業はCSR活動をすることで儲かるのか?持続性はあるのか?」といった単刀直入な質問もありましたが、実際に利益を上げているという説明に加え、更に利益を上げるために企業・NGO・学生といった様々なアクターが関わり知恵を出し合う必要があることが語られました。

セッション3 製品、市場とバリューチェーン全体を考える

【登壇者】
稲垣 貢哉  興和株式会社
近藤 健一  大正紡績株式会社
池内 計司  池内タオル株式会社
渡邊 智恵子 株式会社アバンティ
篠 健司    パタゴニア日本支社

セッション3では、長年にわたりコットンの生産や販売、商品の作製に携わってこられた方々にご登壇いただきました。世界中のコットン畑を渡り歩く中でオーガニックコットンは人を幸せにすると実感したというお話や環境への負荷を低くするための工夫をする中でオーガニックコットンにたどり着いたというお話は、長く深くコットンに関わっている方であるからこそ説得力があり、会場一同聞き入ってしまいました。

オーガニックコットンを通じて東日本大震災の被災地での雇用促進や復興のお手伝いをし、みんなで日本を盛り上げていこうという決意のもと閉会となりました。

コットンへのあふれんばかりの想いと情熱に圧倒され時間があっという間に過ぎてしまいました。閉会後の懇親会でも熱気は冷めず、質問者も後を絶ちませんでした。ご登壇下さったみなさま、参加者のみなさま、本当にありがとうございました。
(ACEインターン 岡本)

【5/14】Fair Trade – Towns and Forests 世界フェアトレードデー2011 in 東京 開催報告

5月14日の世界フェアトレード・デー(毎年5月の第二土曜日)に、都内の複数のフェアトレード団体が集結し、「Fair Trade - Towns and Forests 世界フェアトレード・デー2011 in 東京」を開催しました。

最初にフェアトレード団体による東日本大震災の報告をしました。また、原発事故で出荷制限を受けた有機野菜生産者の方より、農家の取り組みについてお話いただきました。フェアトレードと森のつながりについてのシンポジウムでは、スローウォーターカフェとチョコレボより、現地での取り組みを報告しました。エコプラザからは、国内の間伐材を使用して森を守る「割箸=和Re箸」プロジェクトについて紹介しました。

ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジ代表のサフィア・ミニーは、震災にあたって世界のフェアトレード生産者から受けたメッセージの紹介と、フェアトレードが目指すことについて発信しました。

最後に、フェアトレードを通じた地域活性化とまちづくりを考える「フェアトレードタウン・ジャパン」発足記念シンポジウムも開催されました。

8団体が参加した「チャリティ・フェアトレード・マーケット」では、売上の一部、87,000円が被災地支援活動を行う3団体に活動支援金として寄付されました。

たくさんの若い世代の参加者も含め、のべ600名の方が来場しました。さまざまな立場で活動をするスピーカーの話から、これからの生活をしていく上で、自分に何ができるかを考えるきっかけになればという思いで開催されたイベントで、フェアトレードが自分たちの生活とつながっている、身近にできる取り組みだということを、多くの方に感じてもらえたのではないかと思います。(当日の映像:http://www.ustream.tv/channel/ecoplaza/videos

運営に協力いただいたボランティアのみなさん、ありがとうございました!

 

 

(グローバル・ヴィレッジ 川村菜海)

【5/16】児童労働ネットワーク(CL-Net)公開研究会「ISO26000-ラギー・フレームワークと児童労働の関係性」開催報告

児童労働ネットワークは、児童労働問題への理解促進を目的に研究会を開催しています。

2011年5月16日(月)に日本財団会議室(東京)にて、公開研究会「ISO26000-ラギー・フレームワークと児童労働の関係性」を開催しました。児童労働ネットワーク(CL-Net)運営委員の寺中誠(東京経済大学現代法学部 客員教授/(社)アムネスティ・インターナショナル日本 前事務局長)が講師を務め、企業と人権に関する国連文書であるラギー・フレームワークと児童労働の関係性について説明しました。

ラギー・フレームワークは、企業の人権・労働・環境との関わりについて定められたグローバル・コンパクトの遵守が企業の自主的な努力に委ねられており、法的拘束力がないことに危機感を覚えた前国連事務総長であるコフィ・アナン氏と米国人学者であるジョン・ラギー氏によって作成された文書です。国際標準化機関(ISO)によって制定された企業の社会的責任に関する規格であるISO26000に、企業の人権尊重責任や、児童労働禁止の規定を規定させるなど、大きな影響を与えたとされています。

中でも、企業の取るべき3つの社会的責任に関しての記述は、特に児童労働と関係があります。3つの社会的責任とは、従業員の人権(多くの企業が取り組む)、サプライチェーンの中の人権(狭義の社会的責任、少数の企業)、コミュニティの人権(広義の社会的責任、皆無)です。例えば、企業は、児童労働を禁止する法の遵守や児童労働で作られたものの調達の取りやめだけでは責任を果たしたとは言えず、児童労働が生まれてくるバックグラウンドに対しても責任を持たなければなりません。児童労働が存在するコミュニティからの調達を取りやめた結果、コミュニティが崩壊したのでは、企業は自らの責任を果たしたとはいえないのです。

参加してくださった方々は企業やNGO関係者が多く、みなさん真剣なまなざしで講師・寺中の話に聞き入られていました。寺中の話が一通り終わった後には、活発な質疑応答も繰り広げられ、みなさんの意識の高さが強く伝わってきました。 

児童労働ネットワークでは、今後もこうした研究会の開催を予定しています。是非ご参加ください。

(ACEインターン 橋場奈月)

【5/11・28、6/8・25】プラン・おとなスクール~子どもたちが見た、児童労働の現実 開催報告

毎月3回行っている「プラン・おとなスクール」を5・6月は児童労働特別編「子どもたちが見た、児童労働の現実」として実施しました。

導入は写真クイズ。花火工場で火薬をつめているホンジュラスの15歳の男の子、タバコ農園で働き、大量のニコチンを摂取してしまうマラウィの子ども、家事使用人として住み込みで働く10歳のネパールの女の子、水売りのためリアカーを押すブルキナファソの12歳の男の子を紹介しました。

児童労働の定義・要因を説明した後、短編映像 「タバコで身体を壊す子どもたち」(マラウィ)を上映。働く子どもたちが直面する問題を掘り下げました。続いて「カマラリ~家事労働を強いられる女の子たち」 (ネパール)を上映。児童労働における女の子の過酷な現実について紹介しました。

 

後半では、児童労働に対するプランの取り組みとして、「直接的な被害者支援」(子どもの保護、医療、非公式教育、職業訓練、心のケア)と「予防:児童労働を生み出さない社会づくり」(アドボカシー、子ども・住民の能力強化、啓発、出生登録、学習環境の改善、世帯の収入向上)を説明しました。

最後に児童労働ネットワークの取り組み、イベントや署名への参加を促しました。

参加者は、児童労働やNGOの活動に関心のある方が多く、「つい安い衣服を買ってしまうが、児童労働と関係があるかもしれないと思った。消費者としてどういう行動をしていけばよいか」「児童労働をなくすために私たちは何ができるのか」「児童労働の現実は日本で普通に生活していると見過してしまいがちだけれど、おとなスクールに参加したことをきっかけに今後意識して日々生活していきたい」「児童労働についてこれからも学んでいきたい」などの感想が寄せられました。

 

(プラン・ジャパン コミュニケーション部 奈良崎文乃)

【6/5・12】JFSAチャリティーバザール 開催報告

チャリティーバザールの主たる催しは、一般の方が不用品を持ち寄ってのフリーマーケットや市民団体による物販・飲食販売です。その他、地元農家さんによる産直野菜販売、餅つき、チャリティーコンサート(千葉会場のみ)、紙芝居(千葉会場のみ)、子どものあそびコーナー、スピーチ(千葉会場のみ)などを行いました。

JFSAはフリマ会場の公園入口にテントブースを設営し、JFSAの活動紹介、パキスタンのアルカイールアカデミーに通う子どもたちの児童労働などについて伝える場とし、キャンペーンバッジの販売も含めて行いました(千葉会場のみ)。

会場内のチャリティーコンサートの合間でこのイベントが児童労働反対世界デーキャンペーンへ賛同する企画であることをアナウンスでお伝えしました(千葉会場のみ)。

*イベント開催による収益(出店参加費や餅販売収益など)はJFSAの活動を支える活動支援金とさせていただいております。

(JFSA国内事業担当 依知川守)

【6/10・11・23】STOP!児童労働アクション2011 開催報告

今年はチャドの子ども兵士反対のためのアクションキットを用意し、参加者の方と手紙を書きながら、お茶やお菓子と色んな話をしました。6月23日には修学旅行生の事務所訪問があったので、アムネスティの説明の後でアクションに参加をしてもらいました。

 

 

 

 

 

 

         (アムネスティー・インターナショナル日本 佐野陽子)

【6/12・19】「世界から児童労働をなくそう!」街頭署名活動実施報告

※本イベントは、「6/12(日)、福岡天神で児童労働反対のための署名活動に参加しよう!」とのタイトルで実施を予定していたイベントです。イベント名を「「世界から児童労働を
なくそう!」街頭署名活動」に変更して実施しました。

6月12日の「児童労働反対世界デー」のこの日、「児童労働反対世界デーキャンペーン2011」の児童労働反対の署名活動を福岡市の街頭で行いました。

この日はソルト・パヤタスのスタッフに加え、福岡教育大学の学生さんがボランティアでお手伝いをしてくれました。また準備の段階では、福岡教育大学の学生さんたちが、とても可愛くてインパクトのあるPR用のサンドイッチ状パネルを作成してくれました。

しかし、この日は福岡地方は早朝から土砂降りの状態でした。それでもめげずに、11時前に現場に赴きましたが、雨の中、人通りは予想以上にまばらで(ここには地下街があるので、雨の日、ほとんどの人はそこを通ります)私たちの呼び声が空しく町中に響いていました。また、署名用紙やチラシを差し出すとすぐに雨に濡れてしまい、通行人に積極的にアプローチできない状態でした。

そんな困難な状況な中でも、10人以上の方が足を止めて、ご自身も雨に濡れながら署名をして下さいました。

当初は15時までの予定でしたが、この日はやむなく12時頃撤収致しました。しかし、一週間後の19日、気を取り直して再び署名活動を行うことにしました。

そして迎えた19日、この日も署名が始まる11時から本格的な雨となりました。

しかし、4時間呼びかけた結果、署名は約130名分集まりました。最初は雨で急ぎ足の歩行者に、足を止めてもらうことも、チラシを受け取ってもらうこともなかなかできなかったのですが、こちらが少し勇気を出してひと押しすると署名して下さいました。

この日も朝から最後まで、福岡教育大学の学生さんが、また西南学院大学の学生さんも、途中から手伝ってくれました。「なかなか話を聞いてもらえません・・・」とへこみながらもよく頑張ってくれました。

両日とも雨という不利な状況でしたが、そんな中でも署名して下さる方々の暖かみに触れることのできた2日間でした。

(ソルト・パヤタス 宮﨑 淳)

【6/12】めっちゃ学校行きたいねん!御堂筋ウォーク2011 開催報告

当日は悪天候となりましたが、50名近くが参加してくれました。小学生から社会人までと幅広い参加者層でした。

広報にご協力下さった団体や個人のみなさん、当日参加したみなさん、引率してくださった立命館宇治高校、千代田学園高校、桃山学院高校の先生方、本当にありがとうございました。また、千代田学園高校からは拡声器をお借りしました。ありがとうございました。 

御堂筋ウォークは今年で6年目になりました。

参加してくれた立命館宇治高校では事前に1回授業を行いました。それによって、生徒のみなさんも積極的にウォークにも参加してくださいました。

当日午前中にも、FTCJ大学生メンバーの国松友樹さん、千代田学園高校の吉川さんと堀畑さん、FTCJ中学生メンバーの山田梨乃さんによるワークショップが行われ、ワークショップに参加した人たちも気持を高めて御堂筋を歩くことができたと思います。

中之島公園女神像前で集合し、その後2時頃から4時頃まで御堂筋を南下し、参加者で歩きました。当日は、各自自分の服の好きなところに、CLネットのロゴを印刷した紙を貼ってあるきました。集合時、ポツポツ程度だった雨も大分降ってきて傘を持っての行進となりました。高校生を始め、みんな参加者の多くが「ストップストップ児童労働、子どもたちには教育を!」と声をかけ、その後みんなで続いて訴えかけました。歩行者の人たちも足を止めて見るなど、一般の方々へ児童労働の問題について訴えることができたと思います。このウォークを通してどんな人でも問題に対してアクションを起こせると参加者は感じたと思います。これをきっかけにどんどん児童労働だけではなく世の中の問題に目を向けて自らアクションを起こしていく人が増えるよう、今後も働きかけていきたいと思います。

(フリー・ザ・チルドレン・ジャパン関西連絡所 浅田紀子)

【6/12】児童労働反対世界デー「ファッションで世界を変える~危険・有害労働から子どもを守るために~」開催報告

2011年6月12日(日)、児童労働反対世界デー当日にイベントを開催しました。

 

時間:13時45分~18時00分
場所:文京学院大学仁愛ホール(文京区向丘)
主催:NGO-労働組合国際協働フォーラム、児童労働ネットワーク(CL-Net)、国際労働機関(ILO)駐日事務所
参加者数:329名
スタッフ総数:70名

6月12日は、児童労働反対世界デー。NGO-労働組合国際協働フォーラム、児童労働ネットワーク(CL-Net)、国際労働機関(ILO)駐日事務所は、例年児童労働反対世界デーにあわせて映画上映会&シンポジウムを3者で共同開催しています。2011年のILOが定めた児童労働反対世界デーのテーマは、「危険・有害労働」。そこで今年は、子どもの危険・有害労働の存在が指摘されている分野の一つである衣料産業、ファッションに着目し、「ファッションで世界を変える」のタイトルで、働く子どもたちの置かれている状況を知り、私たちに何が出来るのかを考えていきました。

 

今年のイベントの始まりは、(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)のアクションキッズによる児童労働の演劇から。小学生から高校生のFTCJメンバーが、インドの子どもたちが置かれている状況を迫真の演技で伝えてくれました。学校に行きたくても、生きていくため、家族を支えるために働かなければならない。インドで働いている子どもたちと同年代の子どもたちによる演技は、心に響くものでした。

 

今回の上映映画は、『Garment Girls of Bangladesh(バングラデシュの衣料工場で働く女工たち)』。バングラデシュの衣料工場で働く女の子たちにスポットライトをあてたドキュメンタリー映画です。彼女たちが働く衣料工場は、欧米の有名ブランドが建てた現地工場。工場は現地の人々に働く機会をもたらしましたが、同時に児童労働、劣悪な労働環境など多くの問題ももたらしました。私たちが着ている衣服が作られている現場の実情を知り、私たちもこれらの問題に関係していることを実感しました。

第1部の最後は、ILO駐日事務所代表・長谷川真一さんの基調講演。今年度のテーマである「危険・有害労働」の実態についての共有をしていただきました。

休憩の間には、ご参加いただいたみなさまにご協力いただき、「STOP CHILD LABOUR」のパネルと共に写真撮影を行いました。撮影した写真は、児童労働に反対する日本の声として国内外に向けて発信していきます。

 

第2部は、スペシャルゲストトークから。ゲストに、ファッションモデルの冨永愛さん、ナビゲーターのアンドレア・ポンピリオさんをお迎えし、児童労働ネットワーク事務局長の岩附を加えた3名で、ご自身が体験したファッションと児童労働の関係についてお話していただきました。ゲストのおふたりの、メディアを通じて情報を発信する側の責任として、これからも児童労働について伝えていくという言葉は、とても熱意に満ちたものでした。 

 

最後には、児童労働問題に衣料産業・ファッションの観点から取り組んでいらっしゃるパネリストをお迎えしてのパネルディスカッション。アンドレア・ポンピリオさんのナビゲートのもと、パタゴニア日本支社環境担当の篠健司さん、ピープル・ツリー常務取締役の胤森なお子さん、(特活)ACE国際協力事業担当の成田由香子さん、SFCC(Slow Fashion Culture Creative)の牧野祥子さんをパネリストにお迎えして、ご自身の企業・団体の児童労働問題に対する取り組みを紹介していただきました。その後は、会場からの質疑応答。それぞれのパネリストの方々が思うところを語ってくださり、活発な議論の場となりました。

 

会場ロビーでは、NGOを中心とした17団体がブースを出展し、児童労働をなくすためにどのような活動をしているのか、ご来場いただいたみなさんに直接ご紹介しました。会場前、休憩中、会場後のロビーはとてもにぎやかで、あちこちで活発なコミュニケーションがもたれていました。また、ロビーの一角には、ご来場いただいたみなさまにご自身ができる児童労働をなくすためのアクションを貼っていただくスペースが設けられており、多くの方々が思い思いのアクションをお書きになってくださいました。

 

 

当日会場まで足をお運びいただいたみなさま、誠にありがとうございました。今回のイベントが、みなさまが児童労働について知るきっかけに、児童労働をなくすためにアクションを起こすきっかけに、またどのようなアクションを起こせるのか知るきっかけになっていれば幸いです。

(ACEインターン 橋場奈月)

※当日の発表資料は、こちらからダウンロードできます。

【6/18・19】My film Your film―世界の子どもたちから― 開催報告

今回の写真展では①教育(Education)②日常(Life)③児童労働(Child Labour)という3つのテーマで写真を展示しました。キャンペーンの期間中に開催ということで、来場者に世界の国の子どもたちの屈託の無い笑顔、過酷な児童労働という現状を知ってもらい、PeACEの活動のこと、母体団体ACEのことなどを知ってもらう機会としました。来場者との交流を大事にし、写真を通じてのメッセージやACE・PeACEの活動などを積極的に紹介しました。

また、写真展と同会場にて2月のPeACEイベントでも上映した「Tony’s Chocolonely-チョコレート業界に立ち向かった男-」の上映会を開催しました。1日2回の上映会で、事前予約・当日参加者の方も多くいらっしゃいました。

参加者には無印良品のフェアトレード紅茶・TONY’S CHOCOLONELYのチョコを食べながら、上映会を楽しんでもらいました。また、500円の参加費のうち100円をACEの「スマイル・ガーナ・プロジェクト」へ寄付させていただきました。

上映会後はPeACEメンバーの進行で、感想共有や簡単なディスカッションを行いました。参加者の方からの上映内容の積極的な意見や感想をいただき、、ただ観るだけにとどまらないプログラム内容になりました。PeACEメンバーも学ぶことの多い上映会になりました。

(ACE学生チームPeACE 杉山綾香) 

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