児童労働とは

児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険で有害な労働のことです。2021年時点で、世界では1億6000万人が児童労働に従事し、世界の子どもの10人に1人が働いている計算になります。

児童労働について知る

世界の5-17才の子どもの10人に1人が児童労働者

世界の5-17才の子どもの10人に1人が児童労働者世界の児童労働者1億6000万人。これは世界の子ども人口(5~17歳)のおよそ10人に1人が児童労働をしていることになります。SDGs目標にある「2025年までに児童労働ゼロ!」を達成するためにアクションしよう!

児童労働はどの地域に多いの?

地域別の子ども人口に占める割合

世界の児童労働者の約半分は、アフリカに存在し、およそ4人に1人がこの地域では児童労働者です。他の地域では改善が見られていますが、アフリカ地域はこの4年間で増加に転じてしましました。2025年までに児童労働ゼロへ。今知らせるアクションを起こそう!

どの産業で一番多く働いているの?
(児童労働の産業別人数)

ILO・UNICEFの共同報告書によると、児童労働者の約70%が農林水産業に従事しています。私たちが普段使うモノの原材料(チョコ、コットン、コバルト)は農林水産業に関係しています。

産業別の児童労働者数

世界の児童労働者数と子ども人口に占める割合の推移

世界の児童労働者数と子ども人口に占める割合の推移

2021年6月にILOとUNICEFが児童労働の新推計を発表しました。残念ながら児童労働者は840万人増えて1億6000万人となってしまいました。今までのやり方ではSDGs「2025年までに児童労働ゼロ」達成が難しくなっています。ゼロへ向けて行動しよう!

児童労働と教育の関係

児童労働に従事している5歳から11歳の子どもの28%、12歳から14歳の子どもの35%が学校に通っていません。

2021年6月発表の新推計で、とくに義務教育年齢期である5歳~11歳の児童労働者数が増えています。また、その子どもたちの28%が学校に通うことができていません。 SDGsの中には目標4に「質の高い教育をみんなに」があります。児童労働をなくし、すべての子どもに教育を。今アクションを起こそう!

男女別の児童労働者数

男女別の児童労働者数

(2020年)男子9700万人・女子6290万人
男子は900万人増、女子は110万人の微減です。このままでは「2025年までに児童労働ゼロ」の目標達成は難しくなってしまいます。