【5/12】世界フェアトレード・デー2012

毎年5月第2土曜日は「世界フェアトレード・デー」。世界中のフェアトレード組織やショップが一斉にフェアトレードをアピールする日です。

今年の「世界フェアトレード・デー」イベントは、主に東京近郊で活動するフェアトレード団体のネットワーク「フェアトレード推進会議」より有志がイベント実行委員会を結成して開催しました。講堂で3つのシンポジウム、セミナールームで3つのワークショップ、そして8つの団体による「フェアトレード・マーケット」を開催し、約400名の方が参加しました。

シンポジウム1は「東ティモール独立10周年 フェアトレードにできること」。東ティモールで支援活動を行う3団体が現地での活動を報告するとともに、これからの展望が語られました。

シンポジウム2ではピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジの代表サフィア・ミニーとともに、パートナー生産者団体のインド「サシャ」からゲストが登壇し、フェアトレードの意義について現地の声を届けました。

シンポジウム3では熊本、逗子、名古屋、大阪・関西の各エリアでのフェアトレードタウン活動を紹介しました。今年4月のフェアトレード意識調査の結果も報告され、「広げる」活動のヒントがつまったセッションとなりました。

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別室での参加型ワークショップでは、グループワークや意見交換、ミサンガを作りなどがわきあいあいと行われました。「フェアトレード・マーケット」もたくさんの方がお買いものを楽しみ盛り上がりました。

ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジ主催の第二部は、会場を近くのイベントスペースに移して開催。フェアトレード・ファッションショー、トーク、ライブを楽しむイベントに、約200名の方が参加してくださいました。

このイベントが参加者のみなさんにとって、児童労働の解決にもつながるフェアトレードをより身近に、楽しんで日常に取り入れるきっかけとなればと思います。

(川村菜海 / グローバル・ヴィレッジ)