【6/2】銃をもたされる子どもたち-子ども兵士の現実と解決のいとぐち-
世界には数十万人いると言われている子ども兵。そんな彼らを取り巻く現状について、NPO法人テラ・ルネッサンス理事長の小川真吾さんをお招きし、ご講演頂きました。参加者は30名程度で、学生や子どもの権利・アフリカ・武器規制の問題に関心の高い方が多く、講演後には活発な質疑応答が行われました。
2005年からウガンダ・コンゴに滞在し、子ども兵の社会復帰の支援をされてきた小川さんのお話から、子ども兵は大変つらい経験を強いられるだけでなく、仮に兵士をやめることができても、周りの偏見や負傷などにより社会復帰への道のりは厳しいことが分かりました。
そのような思いをする子どもをこれ以上増やさないために、子どもを徴兵する組織の手に武器が渡らないように規制を行う必要があります。現在アムネスティでは、来月2012年7月の国連総会に向けて武器貿易条約キャンペーンを行っています。
彼らが武器ではなくペンを持って生活するために、私たちにできることを一緒に考えてみませんか。
(南崎 / (公社)アムネスティ・インターナショナル日本 子どもネットワークチーム)